2020年8月号優秀作品その2(6年生Mさん)


 アメリカで誕生したインターネット。軍事用に開発された後、当初は学者が使っていたが、今では世界中に根を広げ、誰でも使えるようになった。インターネットはこの記事にあるように、被災地支援のために寄付を集めるクラウドファンディングにも利用されている。今回紹介されたのは、自宅にいながら寄付を通じて支援活動ができる『READYFOR』である。一口300円から寄付可能であり、支援先は、救助犬で行方不明者の捜索を行う団体や、避難所の運営支援や炊き出しを行う団体など5つの団体から選ぶようになる。支援金の使い道は九州の大雨による被災地支援である。

 密閉、密集、密接、を避けるために、三密という言葉がよく言われるようになった。ボランティア活動は下の写真を見てもわかるようにかなり密接である。そのうえ、誰でも気軽に行けるわけではない。それに比べて、クラウドファンディングは、まったく密になることはない。家からでも簡単に、手軽に寄付することによって、被災地の支援ができる。だが、ボランティアが悪いわけではない。クラウドファンティングよりボランティアのほうが真心が伝わりやすい点は良いだろう。

 たかが小学生、されど小学生、鼠一匹程度の力だが顔の見えないクラウドファンディングより被災者は来てくれただけでもうれしいのではないだろうか。まあボランティアに参加出来ない者もいるだろう。そのような者は、レジの横に置いてある募金箱にでも募金をするのはどうだろうか。箱の中を見てみると1円や5円などが入っている。1円程度なら小学生でも募金できるのではないだろうか。

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(添削者から)
毎回の優秀作候補の常連、Mさんの作文です。彼女の文章力、表現力が素晴らしいのはもちろんですが、常に様々なことを調べ、作文に活かしている姿勢もまた皆さんが見習うべき部分といえるでしょう。