添削者コラム(2022年9月号)

2022年9月号は、「原爆稲」を使って農家の男性が行っている平和活動に関する記事を読み、それに対する意見を述べる課題でした。
条件は以下の通りです。

■文字数は、350字以上600字以内とします。

■タイトル(なくてもよい)以外の全体を三段落とし、以下の構成で書くこと。
第一段落:記事の内容を簡潔(かんけつ)にまとめる(要約する)

第二段落:平和学習に「原爆稲」を使うことでどのような効果があるか、考えて書く

第三段落:「原爆稲」以外に、原爆を含めた核兵器のこわさを教えるために有効な手段をひとつ挙げて書く

■文章は敬体(です・ます調)でも常体(である調)でもかまいませんが、まぜないように書くこと。

第一段落の記事のまとめについては、練習量がものをいいます。長く続けている人ほどうまく要約ができていました。
第二段落については、戦争と災害を混同して書いている答案も散見されましたが、いずれも具体的なものを見せることで平和を考えるきっかけになるというところにうまく導かれていました。
第三段落は、絵本や語り部などそれぞれが考えたり調べたりしてうまく書いてくれていました。

今回の追加課題は「日本の核武装について」問うかなり重いテーマでしたが、それぞれの立場からしっかりと意見を述べている作文が多かったのが印象的です。

(添削者)