添削者コラム(2020年12月号)

12月号は、新型コロナウイルスの影響で市場を拡大しているゲーム機について、自分なりの意見を述べる課題でした。
条件は以下の通りです。

■文字数は、350字以上600字以内とします。
■タイトル(なくてもよい)以外の全体を三段落とし、以下の構成で書くこと。
第一段落:記事の内容を簡潔(かんけつ)にまとめる
第二段落:新型コロナウイルスという特別な状況のなかで、あなたが考える家庭用ゲームのメリットを述べる。
第三段落:ゲームをすることによって起こりうるデメリットについて自分の意見を述べる。
■文章は敬体(です・ます調)でも常体(である調)でもかまいませんが、まぜないように書くこと。

記事については大半の受講生がきちんと理解し、うまくまとめてくれましたが、具体例の扱いで若干の差がついています。

第二段落は、「新型コロナウイルス」という特殊な状況とからめて書くことができたかどうかがポイントとなりました。ゲーム機のメリットと言う言葉に飛びついてしまい、そのあたりがおろそかになってしまう作文が散見されました。

また、三段落は心身への悪影響をあげる作文が大半でしたが、ひとつの例(たとえば目が悪くなる、など)に固執してしまい、全体としてまとめきれていないものも見られました。

追加課題では、主に「新しい時代のゲーム機の利用法」を考えてもらいました。新たな学習ツール、コミュニケーションツールとしての利用法など様々なアイディアを楽しく読ませていただきました。

(添削者)