10月号の記事は、日本在住の外国人も回答することになった国勢調査について書かれたものでした。
それを読んだ上で、今後さらに外国人労働者を受け入れるべきかどうか、自分なりの意見を展開してもらいました。
条件は以下の通りです。

■文字数は、350字以上600字以内とします。
■タイトル（なくてもよい）以外の全体を三段落とし、以下の構成で書くこと。
第一段落：日本における外国人労働者の受け入れについて、現状の説明とともにあなたの考えを述べる
第二段落：外国人労働者を受け入れることのメリットとデメリットを述べる
第三段落：結論として、これからの日本社会のあり方について述べる
■文章は敬体(です・ます調)でも常体(である調)でもかまいませんが、まぜないように書くこと。

記事の内容については、十分理解している受講生がほとんどでした。

また、メリットについては、現代日本が抱える少子高齢化問題とからめて書いてくれたものが半数以上と、日頃から社会について敏感な様子がうかがえます。さらに異文化に触れることで新しいアイディアの発見や成長へのきっかけにつながるとした意見もありました。

一方で、デメリットとして、十分な説明のないまま「外国人が増えると犯罪が増える」と書くケースが多かったのは、これからの課題ですね。

追加課題では主に反論を書いてもらったのですが、自分の意見に反対意見を述べることは難しいものの、客観的な自己分析をするトレーニングにもなります。引き続きがんばっていきましょう。

（添削者）