添削者コラム(2020年8月号)

8月号は、クラウドファンディングを通じた災害の被災地支援についてのニュースを読み、クラウドファンディングや被災地支援に関する自分の意見を述べる出題でした。

条件は以下の通りです。

■文字数は、350字以上600字以内とします。
■タイトル(なくてもよい)以外の全体を三段落とし、以下の構成で書くこと。
第一段落:記事の内容を簡潔(かんけつ)にまとめる
第二段落:クラウドファンディングのメリット(長所)を、通常の現地でのボランティア活動と比較(ひかく)しながら述べる
第三段落:小学生にもできる被災地支援について自分の意見を述べる
■文章は敬体(です・ます調)でも常体(である調)でもかまいませんが、まぜないように書くこと。

差がついたのは2段落で、ふたつの物事を比較しながら述べる「対比」の形式を理解して使えるかどうかがポイントでした。

また、3段落の「小学生にもできる被災地支援」については、「小学生であっても被災地で力を発揮できる」とする受講生と、「現場では小学生は役に立たないが、小学生だからこそできる被災地支援がある」とする受講生がいて、非常に興味深く感じました。

そして、何人かには「クラウドファンディングを利用した社会貢献(こうけん)について、自分がやってみたいことを自由に、ただしできるだけ具体的に書いてみましょう。」という課題にも取り組んでもらいました。
こちらも、「コロナ差別で不登校になった子供の教育費へ」(Mさん)、「啓発ポスターの作成」(Hくん)、「被災者を元気づけるための情報提供を行う」(Oさん)など、様々な意見が集まりました。

(添削者)